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このブログ記事は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません

HONEY BEE 5をBluetoothヘッドセットとして使う方法

前座

自分はスマホ開発に携わる身なんだけど、なんとなくガラケーをメインで使っている。で、出先でのネット環境は、WifiルータとiPad miniに頼っている。これで9割がた事足りるのだが、一番困るのはLineの存在である。テキストのやりとりはまだしも、出先での音声着信はかなり困る。ハンズフリーだと、周りの雑踏にかきけされてしまう。ヘッドセットはややこし、ヴィジュアル面でもまだまだ市民権を得ているとは言いがたい。 ガラケー派の自分でも、ここはさすがにスマホに軍配が上がる部分だと思っている。

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今までガラケーW56Tといういにしえの折りたたみ式を使っていたんだけど、さすがに飽きちゃったので、HoneyBee5 (WX07K)を何となく購入してみた(完全に見た目基準である)。するとBluetoothで色々できそうだったので、いじってみた。あんまりはっきりネット上に情報がなかったので、ここで紹介します。

本題

一番の目的はLineの着信をHONEYBEEで受けること。これでタブレット端末に着信が来ようが焦らなくてすむし、ファブレットとか大画面スマホもHONEYBEEのほうが通話しやすいかもしれない。

ちなみに通常の音声着信、発信はきちんと対応しているので、そちらは公式の情報で事足りると思う。

HONEYBEE5側の設定

HONEYBEE5はBluetoothの親機としても子機としても使える。つまり、この本体がヘッドセットがわりにもなるし、逆にヘッドセットやキーボードをペアリングすることもできる。すると、HONEYBEE5に別のHONEYBEE5を接続できちゃうわけだが、今回はそんなマッドなことは範囲外とする。

  1. Bluetoothの設定画面を開き、子機側としてonにする。
  2. 「登録機器一覧(子機)」を選択し、ここでアドレス帳のハードウェアキーを押す。これで待機状態になる。

この待機状態は何の説明もなくてわかりにくいね。

親機側の設定

iPadの場合

自分はiPadユーザなので、ここが肝心。

  1. 設定を開く。
  2. Bluetooth、機器の検索とたどると、HONEYBEE5が見えているはず。それでペアリングする。
  3. HONEYBEE5側にペアリングするかのダイアログが出現するので、「はい」を選択 これでペアリング状態になる。

これでFacetimeを発信してみよう。すると、スピーカマイクがBluetoothのアイコンになっているとおもう。すると、マイクもスピーカもHONEYBEE5側になっているので、これでOKだ! (ちなみに、環境の都合上、LINEでの試験はできていない。たんなるBluetoothヘッドセットとして認識しているので、これでいけると踏んでいる。。)

Androidの場合

Androidは若干ややこしい。
とりあえずペアリングするところまで一緒。ところが、サードパーティVoIP(LINEやSkypeなど)はBluetoothヘッドセットに対応していないらしい。なんだか通常のオーディオストリームを用いているとの情報を得たが、ここで一工夫しないと、HONEYBEEでは通話できない。
このオーディオストリームと音声通話側のストリームをバイパスしてくれるアプリがあるので、それを用いると良いようだ。僕はBTmonoをインストールして使った。これを起動した後にLINEを起動すれば、きちんとHONEYBEE5で通話することができた。

めでたしめでたし

いかがだっただろうか。感覚としては、HONEYBEE5が通常音声発着信に加え、VoIPアプリ(SkypeやLine)においても子機として使えてしまうので、これを使わない手はないのではないだろうか。
これでまたスマホを買わなくて済む。見た目基準で選んだHONEYBEE5だけど、なかなか素晴らしい。

試験環境

以下の試験環境を用いた

改版歴

2014-06-18

初版

2014-08-01

妙にこの記事がヒットするらしく、推敲した。 写真もそのうちとりかえたい。。